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創業融資専門家コラム

2020.10.27
創業計画書の内容

日本政策金融公庫など創業の借入申込をする際に提出が必要な「創業計画書」をご覧になったことはありますか?

実は、ご自身の事業内容を伝えるための非常に大切な資料となります。

どのようなことを書くのかこちらでお伝えしましょう。

 

①創業の動機

まずは創業の動機です。

なぜ創業を決意したのですか?

どのような経緯があったのですか?

どのような形であれ必ず動機はあるはずです。

どのような目的をもって創業したのかなど、できるだけ丁寧に書き、政策公庫に融資をしても良いと思わせるように書けるといいですね。ご自身の経験に基づいた内容を取り入れるとより伝わりやすいと思います。

 

②経営者の略歴

正直にご自身の略歴を記入しましょう。

正しい年月日と、正式な会社名、そちらでどのような仕事をされたかを含めて記入しましょう。

 

③取扱商品・サービス

こちらでは、ご自身の事業がどのような事業を行っているのかを金融機関に伝える箇所となります。

誰にでもわかるよう、わかりやすく丁寧に書きましょう。

取扱商品やサービスは何ですか?

売上のシェア率はどれぐらいになりますか?

ご自身の事業の主力商品やサービスを伝える場となります。

 

④セールスポイント

ご自身の事業が顧客に対してどのような価値を提供できるか、また競合他社と比較してどのような差別化ができているか、ご自身の事業の強みを書き、アピールしましょう!

 

⑤販売ターゲット

ご自身の販売ターゲットはどのようになりますか?

年齢や性別等を細かく書きましょう。

またその販売ターゲットに対してどのような販売戦略があるかも書きましょう。

 

⑥競合・市場など企業を取り巻く環境

市場状況等を書きましょう。競合他社が展開しているサービスに対して、その利用者が抱えている不満点や市場状況における課題や解決法を自身の事業内容をふまえて記入できると良いですね。

 

⑦取引先・取引関係等

主な販売先と仕入先及び外注先についてシェア率と掛取引割合、回収・支払の条件を書きます。

自身の事業内容が読めてきますね。

 

⑧必要な資金と調達方法

今回の融資申込の目的(設備資金?運転資金?)と、その必要な資金に対しての調達方法を書きます。

内自己資金としてはいくらなのか、借入部分はいくらのかを書きます。

 

⑨事業の見通し

創業当初と1年後又は軌道に乗った後の売上や仕入原価、ざっくりとした経費を書き、差引利益としてはどのぐらい出るのかを書きます。この利益から借入の元金返済をしていくことになりますので、こちらがしっかりかけていないと融資は厳しいです。利益が出るように計画をしましょう。

 

創業計画書は、日本政策金融公庫や銀行にご自身の事業内容を正確に伝えるための大事な資料となります。

この企業に融資を実行しても良いか判断されますのでしっかり作りこみましょう。

 

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